2009年08月08日

熊本県私学教育研修 国語部会 講演会

2009年8月3日(月)
午前の部 講演 午前10:00~午前11:40
午後の部 詩の制作 ほか 午後12:45~午後2:00

会場 尚絅大学九品寺1号館 10階ホールにて

「平成21年度 私学教育研修会 国語部会」
の講師として呼んでいただきました。

熊本県内の私立高校の国語教師の皆さんが対象の研修会です。

熊本県私学教育研修 国語部会 講演会

午前10時から1時間、いつもの様にステージいっぱいに作品を飾り、須永博士講演会「奇跡への第一歩」が始まりました。

講演の始まりに、この詩を読みました。

「生徒ひとりひとりに

国語の大切さを

そして 日本語の大切さを

教えてゆきます

日本語はすばらしいです

美しい言葉

元気のでる言葉

優しい言葉

力ある言葉を

心をこめて

生徒に教えてゆきます

伝えてゆきます」


そしてもう一枚書きました。


「もっともっと 力ある教師になります

子供たちを

私との出会いで

力ある 心ある 夢ある人間にしてゆきます

わたし 生涯勉強です

日本一の国語教師をめざします」

この2枚の詩に込めた想い・・・

須永博士が、この日、お集まりいただいた先生方に話したかったことがたくさん詰まっているように思いました。

普段の講演内容に加え、

「言葉の大切さ」

「言葉の持つ力」

「日本語の美しさ」

などなど、

須永博士が詩人として、国語を教えている先生方に話せることの全てを、

「伝えたい!!!」

という熱意がたくさん感じられました。


詩人と国語の先生方との一日、午前の講演は無事、終了しました。

午後の部、担当の先生も一番心配していた、初めての試みです。

詩人が講師になり、先生方が生徒さんのようになり・・・

普段は教壇に立ち、生徒さん達に教える立場の先生方が席につき、何も書かれていない色紙を2枚づつ配布してあります。

そして・・・。

この企画を考えたT先生より、簡単に説明がありました。

「午前の部で講演いただいた須永先生は、独特のイラスト、シンプルな言葉で、たくさんの人たちに希望と勇気を与えておられます。

日々、高校生を相手に教壇に立っている我々国語の教師にとっても少なからず通じる部分があるのではないでしょうか。」

ということで、午後の部では・・・

「どうすれば、同じ言葉でも より力強く、より深く、若者の胸に届き、

そして その心を揺さぶることができるのか。

それをテーマに、

自分のクラスを

自分のクラブを

あるいは学校全体を

そして

家族や自分自身を・・・

とにかく誰かを元気にする詩を 先生方に色紙を用いて書いていただこうかと考えています。」

とお話しくださり、


「言葉の持つ力 

その力をあらためて我々が知り、実感させられるそのきっかけとなるようなものにしたい」

という想いを込められた1時間が始まりました。

須永博士からの時間を少しとってあり、その最後に話していたことです。

「私は、詩を書くとき、これだけは決めています。

自己満足の詩は書くな。

自己満足ではない、相手が喜ぶ言葉を書こう。

そして、

人が読める字を書こう。

達筆では、伝わらない。

手書きで、子供が読める字を書こう。」

「人間の人生は あっという間に過ぎてゆきます。

その間に

どれだけ 自分の生きていることを

愛する人に伝えられるかです。

ひと言でいい。

“あなたが好きです”

下手な字でもいい

へたな生き方でもいい

一生懸命書けば伝わります。

私もいつも思っています。

下手でもいい。

ビリでもいい。

ただ、書いたものが相手が喜ぶような言葉を書こう。

心が奮い立つような言葉を書こう。

それを、これからも、自分の息が止まる瞬間まで続けていこうと決めています。」



アドバイスというよりも、「自分はこう生きてきた。こう人と出逢ってきた。」ということを語る中で、先生方がそれぞれの思いを抱いて、色紙に向かえるような話でした。

それから約30分間、それぞれ、思い思いに、筆ペンや色鉛筆などを使って、色紙に書いていました。

須永博士はその間、自由に会場を歩きながら、ふと目にとまった方への詩を書いたりしていました。

「男で生きる

人間で生きる

教師で生きる

わが一生

子供たちと共に

わが人生

燃えて生きてゆく」

などなど、今日初めて出逢う先生方ですが、須永博士の感性で、何編かの詩ができていました。

熊本県私学教育研修 国語部会 講演会

先生方もみなさん素敵な作品が出来上がっていました。

真剣でありながら、笑顔いっぱいで書かれているのが印象的でした。

熊本県私学教育研修 国語部会 講演会

そして午後の部、終了時間になり、

「みなさん、今日は本当にありがとうございました。

最後にひと言言わせてもらえば、


自分の人生を振り返り、

ダメでどうしようもない人間が

なんでこんなにも幸せに生きてこられたんだろうかと

よく考えます。

答えはひとつ

この生き方があったから

今まで生きてこられた。

それは、



人のために 生きる


これがわが人生

これによって、自分の夢がひとつひとつつかめました。

これだけです。」

そして、この日、午前の部、午後の部に分かれて行われた、

私学教育研修会 国語部会

が終了しました。

講演が終了し、会のアンケート、そして講演会の感想をお書きいただき、須永博士が持ち帰りましたので、その一部を紹介します。


「言葉の大切さを再確認しました。」

「出逢いで人生が変わっていくと思いました。
私もこれまでの出逢いと、これからの出逢いを大切にしていきます。」

「須永さんの言葉に、“本気”を感じました。私もさらに、本気を強めていこうと思いました。」

「『言葉ひとつ、愛情ひとつで 子供は変わる』というお言葉、身に染みました。
国語教師として、もっともっと言葉を大切にして、言葉の持つ力を信じて生徒達に接しなければと強く考えさせられました。」

などなど、たくさん、お書きくださいました。

須永博士も、とても良い一日を過ごさせていただき、

「よし!!

もっともっと、喜んでもらえる詩を、本をつくるぞ!!」

と、講演翌日も朝から気合が入っていました。

今回の講演を企画してくださったのは、慶誠高校の先生です。

昨年4月にも、慶誠高校さんへ講演に行ったことがあり、

その後ちょうど1年前、この研修会の担当になられたときに、須永博士を思い浮かべて下さったそうです。

1年間、様々な準備等で大変だったことと思いますが、とても有意義で、素敵な一日にすることができたことに私達も感謝の気持ちでいっぱいです。

で、何日かに分けて書いた記事を、途中削りながら、ひとつの記事にいたしました。

長くなってしまいましたが、お読みくださり、ありがとうございましたにっこりハート

慶誠高校さんへ訪問の様子


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Posted by しょうこ at 12:52Comments(0)|| 須永博士講演会
 
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プロフィール
しょうこ
しょうこ
須永博士・・詩人
21歳の頃から日本各地の旅を始め、現在67歳。
出逢った人に元気を与えたいと、全国各地で展覧会、講演会を開催中です。
阿蘇郡小国町に「須永博士美術館」を開館。ここでは、国内唯一の須永博士の原画をはじめ、ポストカード、詩集、パネルなどを販売しています。

須永博士美術館 
住所 熊本県阿蘇郡小国町北里460
℡&fax 0967-46-5847
開館 AM10:00~PM5:00
火曜定休日

(須永博士の講演会等へ同行の為、臨時休館する場合がございます。ご了承ください。)

スタッフ しょうこ 
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